生駒市の住宅　「旧新」屋根

生駒市で進めている増改築プロジェクト、増築部分の屋根が完成してきました。
既存の瓦屋根の下に潜り込むように屋根を架けています。既存屋根の下になるので、あまり高さが取れないことから緩勾配の屋根であるので、ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺きとしています。本当はもう少し勾配を取りたいところなのですが、これが限界でした。その分、雨を防ぐ部分には注意をしながら施工していただいています。

今回の増改築のテーマは古いものを生かし、新しいものとどう調和させていくか。既存部分の瓦屋根は劣化が激しかったのと、固定方法を強化するために葺き替えをしますが、古い素材であると捉えています。そこに新しい金属屋根を組み合わせます。新しい屋根はグッと低い高さとして、瓦屋根が引き立つような構成になっています。
金属屋根は黒を選択しました。既存屋根は瓦を葺き替えますが、瓦屋根の銀黒よりも落ち着いた色とすることでより瓦屋根が引き立つようなイメージです。
旧いものと新しいものが組み合わさり新しい家が生まれます。この家から雨から守ってくれる屋根は旧と新それぞれが新しい主役となります。